医療機器管理では何をするか

医療機器管理では、院内で使用される医療機器の保守、点検、管理、適切な運用に関わります。

施設によっては機器を一定の場所に集めて中央管理し、必要な部門へ貸し出したり、使用後の確認を行ったりする仕組みがあります。一方、機器の管理方法や担当範囲は施設によって異なります。

臨床工学技士が院内のすべての医療機器を一人で管理するわけではありません。どの機器を誰が管理するかは、施設の体制や機器の種類によって変わります。

「保守点検」と「修理」は同じではない

医療機器を安全に使うためには、日常的な点検や定期的な保守、使用状況の管理などが必要です。

故障が起きたときの対応も医療機器管理に関係しますが、「医療機器管理=故障した機器の修理」と考えると仕事を狭く捉えすぎます。

また、どこまで院内で対応し、どこからメーカーや保守事業者へ依頼するかは、施設・機器・契約などによって異なります。求人では修理業務の有無だけでなく、保守点検と運用管理の範囲を見ることが大切です。

医療機器管理は院内の複数部門にまたがることがある

医療機器は、手術室、病棟、集中治療、透析など、院内のさまざまな場所で使用されます。

そのため、医療機器管理を担当する臨床工学技士が、特定の診療科だけでなく複数の部門に関わることがあります。機器の貸し出し・返却・点検、使用状況の確認などを通じて、院内横断で仕事をする場合もあります。

一方、機器管理だけを専任で行うとは限らず、ほかの臨床工学業務と兼務する職場もあります。

求人では専任か臨床業務との兼務かを確認する

求人では、医療機器管理を専門に担当するのか、透析、手術室、呼吸治療などと兼務するのかを確認します。

医療機器を管理する部門やセンターの有無、対象機器、中央管理の範囲、院内教育や安全管理への関与、修理業務の範囲なども確認材料になります。

施設内の部門名はさまざまで、「MEセンター」などの名称が使われることもありますが、名称だけで業務内容を決めつけないことが大切です。

透析・手術室・呼吸など他の仕事と組み合わさる

医療機器管理は、ほかの臨床工学業務と切り離された仕事とは限りません。

透析装置を扱う仕事と機器管理を兼務したり、手術室で使用する機器に関わりながら院内全体の機器管理も担当したり、人工呼吸器の管理を通じて呼吸治療と接続したりする場合があります。

そのため、求人では「医療機器管理あり」という記載だけでなく、ほかに何を担当するのかを見る必要があります。

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病院・クリニックでの違いも確認する

医療機器管理は病院で広く見られる仕事ですが、クリニックでも使用する医療機器の管理・点検に臨床工学技士が関わる場合があります。

ただし、施設規模から「管理する機器が多い」「仕事が複雑」と単純には判断できません。施設がどの医療機器を使用し、臨床工学技士にどこまで任せているかを見ることが重要です。

働く場所と仕事内容を組み合わせて、求人ごとの担当範囲を確認してください。

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